2019年度学部長交渉結果報告
昨日8月20日に、教育学部棟(東3号館)において教育学部の本山貢学部長などと教育学部独自議案などについて交渉を行いました。
その結果について、議案ごとにまとめました。
※第一号議案は学生自治会規約改正についてなので交渉対象外です。
≪第二号議案:プリンタ設置について≫
*学内にあるプリンタが今年から有料になり、アンケートでも困ったという内容の意見が多く寄せられた。 教育学部は他学部と比較しても、レポートや課題はもちろんのこと、学習指導案を作成、提出する際にも印刷を求められるため、プリンタを使用する機会が多く ある。そこで、 学生コミュニティールームに教育学部の学生が自由に使用可能なプリンタを設置することを要望した。
【学部長からの回答】
ひとまずは理事交渉(8月22日)の見解によって対応が変わる。 教育学部は特に紙使用が多いという事情は認識している。しかし、ペーパーレス化は必要まず教職員に極力、紙媒体提出をなくしてもらうのを徹底してもらおうと思っている。これは早急に進めたい。 プリンタ設置がすべて解決できるわけではなく、設置しても無駄に使われる可能性がある。モラルの問題だが問題行動を起こす人はいる。
以下は議案以外での議題です。
≪集中講義について≫
*集中講義の講義日程の通知が遅いという問題について
【学務課教育学部係長からの回答】
毎年議題にあがる話で、日程通知が遅いのは理由があり、非常勤講師が担当しているからである。ほとんどの先生が4月以降にならないと日程を決められないというのが現実である。もちろん決まり次第即連絡とは言っている。
技術的な話をすると、教育学部係が相談された際には受けたいものはまず登録、そして取れなくなった際には履修登録取消期間に取り消すように伝えている。この形式だと正式に取り消しができるのでGPAに影響しない。
また、発達心理学、教師のための社会教育特講といった選択必修は集中講義ではなく定時(注:通常授業のこと)にしたいと考えている。ほとんどの大学は必修科目を定時にしている。特支科目は特に集中講義が多い。しかし根本にあるのは先生の数が減っていることで結局は非常勤講師の事情でこうなってしまっている。
≪クォーター制について≫
*来年度から始まるクォーター制について
【学務課教育学部係長からの回答】
教育学部の場合は免許制度のことがあるため、クォーター制に完全移行すると混乱を招くと考えている。そのため、教育学部としてはクォーター制に従わない方針である。ただ教養科目に関してはクォーター制が導入される。その影響に対する対応を教務委員会が考えているところである。
≪実習について≫
*日程公表が遅くて困っているという問題について
【学務課教育学部係長からの回答】
実習先の都合でこのような事態になっている。事態を改善するように関係団体と協議するが、実現が難しいと考えている。
≪介護等体験の日程について≫
*介護等体験の日程変更の要望を大学に出したものの、却下の通知が来たという問題である。
【学務課教育学部係長からの回答】
県教育委員会とか社会福祉関係の人と日程トラブルが原因であり、協議はする予定。却下した理由の事実関係の説明については、事前指導の際にするようにお願いする。日程変更が認められるのは「特別な事由による欠席の取扱い」に準ずるというもので、まずは学務課教育学部係に相談して欲しい。
また来年度以降は介護等体験の申し込みを遅らせる予定である。
≪教育ボランティアについて≫
*交通費支給が今年度から無くなったことについて
【学部長からの回答】
そもそも交通費を支給していたわけではなく、教材補助費として和歌山市と和歌山大学が協定を結んで出していたものである。いつまでもお金が出ているわけではない。
*「ボランティアに行かないと教採に落ちる」などといった脅しにも聞こえる教授の発言について
【学部長からの回答】
他大学では強制であるが、和歌山大学では強制ではない。 現状、教員採用試験で夢を語る学生が少ない。教採は面接重視で、そんなときにボランティアにどういう気持ちで行っていたのかということを面接官は聞いて、その人がどんな人かを判断している。ボランティアは本来、自分の成長などに利用すべきだとの見地からボランティアを推進している。 ただ脅しに聞こえる発言は止めるようにする。
*なぜ1日3時間、30時間で1単位で固定されているか
【学部長からの回答】
単位を出すにあたって一定の基準を示すため。教育実習の準備段階と考えていて、定期的に学校に行くことを重視している。
ただ「夏旅」が事業に参加することで1単位になるなど、単位認定が違う教育ボランティアも存在する。
≪新入生合宿について≫
*来年度以降はどうするのか。今年度実施したウェルカムパーティーを継続するのか
【学部長からの回答】
合宿はもともと、いい感じに実施できていた。しかし経年によってさまざま不具合(合宿費用など)出てきてしまい、今年大きく変えてウェルカムパーティーを行ってみた。 学内でもっとおもしろくできるようなものをということで今回のような形になった 。来年もこのパターンで実施しようと思っている。もっと「和歌山大学にきてよかったなあ」と思えるものにしていほしい。和歌山大学の教員でそのようなことをできる人がいないので是非自治会でお願いしたい。
主な議題は以上になります。
他も含めた全ての議題については、学生自治会情報誌「SUN」において記事にさせていただきます。
何か質問等ありましたらLINE@、メール、TwitterのDM、この記事へのコメントなどで受け付けています。よろしくお願いします。
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